インフルエンサーに会わせては悩ましい
- 漫画家に合わせてくれやサインをくれは私的に悩んでしまう
例えそれが親しい人であっても
私の奥さんが漫画家であることはこのブログの初回の記事でも紹介しましたが、
今回はそのことがきっかけで今日起きたちょっとした話をします。
それは、”うちの娘が進路に悩んでて、漫画家になりたいと言っているんだけれど奥さんに一度会わせてくれないか?”というものです。
その人は私とは別グループの課長で比較的フランクにサブカルチャーの話もできるいい人なんですが…正直今回は非常に困りました。
基本的に漫画家は四六時中仕事という環境下であり、余計なイベントに時間を取られることを嫌います。
さらに言うとあまり見知らぬ人にフランクに話せる漫画家というものは少なく…進路相談というのも合わせて漫画を描くのにストレスとなって基本そういう話は抵抗感がある。
おまけにうちの奥さんもビックサイトや京セラドームなどでサイン会の経験があり、それなりのビックネーム。奥さんのサイン握手会のチケットを手に入れるのに朝4時とかから並んで子供が整理券を手に入れたりしてるシーンも見たことがある。
そんな人を旦那が関係ない仕事で安請け合いし、駆り出すというのは……。
これは正直私には胃が痛い話です。
ついでに言うならそんな話をすることで家庭でプチ揉めになること必須な気がする。
これは申し訳ないけれど…断るしかないかなぁ……。
まぁ、確定申告を私が処理していたり、何かと面倒な手続きごとを基本的に私がほとんどやり、何なら休日の料理とかも私が作っていたりと奥さんにも恩を売れるところはある。
でもね、結婚するのにも奥さんの才能的なところに惚れ込んで結婚したというのも背景にはあるので、それをやっぱりこういう形で邪魔するというわけにはいかないかなぁ…。
本当にサブカルチャーが好きだからこそ、
それを作る奥さんの重荷になることはできないかも。これは本当にごめんなんですが。
っていうか、多分この誰々にサイン描いてーとか、誰々と会ってよーとかを繰り返す人は、恐らく漫画家と結婚できないと思うんだよね。
変な話ですけど、漫画家って同じ人間であって、同じ人間ではないんですよね。
いわゆるインフルエンサーっていうか、こんな十数viewとかしか取れないようなブログと違ってXや雑誌とかで何十倍、何百倍、何千倍と人に注目されている。
喜んだり、悲しんだりとかそういう感情は一緒なのかもしれないけれど、
先生としての格みたいなものがあって。
そこに私みたいなのはある意味尊敬の念を持ち続けないとならない。
もし、漫画家、芸能人とかそういう方とお付き合いするような場合は、
多分二人の人と付き合っている。
そんな感覚を持つことがある意味必須条件なんじゃあないかなぁと、そう思います。
これがもしも私に相談してくるとかだったらいくらでも相談に乗ってあげられるんですが、
所詮私なぞしがないクズのサラリーマンなんですよねーーー。
そういう葛藤が、今日はありました。