無駄使いは敵…なんだが…
- 無駄使いと思っていてもやってしまう時がある
- そういう場合はネタにするしかないな
正直これだけ資産を守る方法~と言ってきている私ですが、
そんな私もついつい多少資産を度外視してしまう時があります。
それが……セールです。
いや、セールは間違いなくお得なんですよ。
特にその商品が普段なら、ここ以外の店であればどの程度の値段で売っているかを知った上で買うのであればその喜びってのもひとしおでしょう。
が、買った後に思うのは…
本当に必要だったか?これ?ってやつですね。
私の場合、やってしまいがちなのはウイスキーです。
なんかねー、近所の薬局でスーパーニッカが取り扱い終了のためっつって1本2100円で売ってたんですよ。
…ついうっかり2本も買っちまったぜ。
ちなみにスーパーニッカはまだ飲んだことがありません。
なんでも亡き竹鶴政孝が妻に捧げる究極のブレンデッドウイスキーみたいなタレコミがあるためずっと気になってはいたんです。
でも最近のウイスキーの値上げでこの品目も3000円くらいになっているから、2100円は私にとっては安く見えたんだ。
ボトルもドラクエのスライムみたいでなんだかかっこかわいい。
…どうせ飲めばいつものごとく、”うん、わからん”、”まぁ、結局ディープブレンドで十分だよね、あっちのがコスパがいい”
とかって言ってる自分が目に浮かぶんだけれど、なんか安く見えて買っちまったんだ。
以前までの私なら、これはひっそり自分の胸にしまっておくところなんだけれど、今はブログを始めてしまったからね。こうなったらネタの一つにさせてもらうしかない。
しかもこれ、見てよ
2本の内、1本はSuperとラベルが張ってあってもう一本はそれがない。
そう、1本はスーパースーパーニッカで、もう1本はただのスーパーニッカ。
なんでもないことだが、これがなんだかうれしい。
いやーいったいどんな味がするんだろうな。
よくウイスキーのテイスティングでキャラメルだとかバニラだとか青りんごとかすごい詩的に表現されることがありますが、個人的にはそこまで期待して飲むと実際にはそういう味にはあまり感じられなくて、
結局自分で飲まないことには他人のテイスティングノートは全く訳が分かりません。
いっぱい飲んでいくと、”あぁ、このテイストのことを青りんごと呼んでいるのね”とかって想像はできるようになるんですけどね。
代表的なのでいうと、バーボンの”接着剤”とかってテイストですけど聞いただけだとわけわかんないですよね。んなもん本当にうまいのかよ?って…
でも酒はそこが面白いのよね。
んで、漫画とかでそれで誰かを感動させてるシーンとかあるじゃあないですか。
あれは純粋に自分もこれ出来るようになりたいなーって思う。
大勢の人が自分と同じく、酒の味なんてぶっちゃけわからんって言っているとしても。
どこかで、自分の出す1杯の酒が、人の心をいずれ動かすことがあるかもしれないなんて想像をしてしまう。そうするとこのうっかり安くなった酒を買ってしまう趣味、やめられない。
たぶんあり得ない夢を、心のどこかで見てるんだよな。
酒 = ファンタジー的な要素があると思いますよ。高いやつはどこまでも高いですもんね、酒って。
そういう私は今しがたこの記事を書きながらたった1杯のハイボールを飲んだだけでこんなになってしまうクソ雑魚ですが
もはやアレルギーかよっていう……。
だが、何だか買って、1日1杯を楽しんでしまう。不思議ですね。